おら東京さいっだだ
コト, 場所
夏休み、東京にノープランプチ旅行へ行ってきました。ほぼブログのような内容で長めですが、記事のイベントがやっているところもまだあるので、たまの休日はベタに都内に行ってみるのもいいかも?
おらこんな街好きだ〜
タブレットもある、Y●u●ubeもある
自動車もめっちゃ走ってる
朝起きて、パソコン連れて一時間半の通勤道
スマホもある、電気もある
バスは一時間に二本ある
替え歌もそこそこに、こんな感じに浜松っていうのはある程度過ごしやすい。でもちょっと都会とは言い難いかも。
というわけで、夏休みぐらいは都会のビルのすき間風に当たってみたいなーと、一泊二日以外はノープランで友人と東京へ行ってきました。
1日目
都会だから行けばそこら辺に何かしらはあるだろう。と安直に思いまして、いざ着いてみるとやっぱり人の群れ。どこも混んでるし、行くまでの路線図の色数が多いこと多いこと…
とりあえずGoogle先生に頼りつつ、ふんわりと思い浮かべていたクラゲが見れる<すみだ水族館>へ。
待ち時間もそこそこに入館。(最近はネットでクレカでの事前支払いができるらしく、混んでいたのにすんなり入れた)薄暗い中でも白く照らされた水槽へ引き寄せられながら、転々とゾーンを巡っていると、なぜだか人混みに紛れて浴衣の女の子たちがちらほら。
どうやら2018年の6月30日から9月30日までの期間、江戸リウムゾーンというブースで日本の風物詩でもある金魚約1000匹を集めた夏祭り「東京金魚ワンダーランド2018」を開催しており、浴衣で行くと浴衣サービスというものがついてくるらしい。
江戸リウムゾーンは、江戸をテーマにしながら和を感じる装飾で彩られている。金魚の歴史や文化に始まり、天井からは金魚ちょうちん発祥の地、山口県柳井市の職人が一つ一つ手作業で制作した「金魚ちょうちん」がぶら下がっていたり、普段見ないような黄色・茶色・青色の金魚たちの見比べができた。
ゾーンの一角で賑わいを見せていた「ペンギンカフェ」では金魚鉢の形をしたカクテルベリー、アクアリウムパフェなど、これは映えること間違いなし。な、魅力で溢れかえっていた。
なんとなく金魚ちょうちんのトンネルをくぐっていると、そこにある金魚の水槽はなぜか置かれている位置が低いことが気になった。スマホを構えながら上から覗き込んで金魚たちを撮ろうとすると、「昔はガラスがなくて横から透かして見れないから、上からキレイに見えるように改良されたんだ」と友人が教えてくれた。
本当に合っているかどうかは置いておいて、こんな普段話題に出ないような話や雑学が飛び込んでくるのも、旅行やお出かけの醍醐味だ。一人旅というものにも興味はあるけど、自分は誰かと楽しみを共有しながら旅をする方が好みかもしれない。
会話を楽しみながら、1日目は<すみだ水族館>、東京スカイツリーの付近にある<ムーミンカフェ>、夜の下北沢をその周辺をぶらついてみたりして終了しました。すごいざっくり。
2日目
2日目は、ホテルから近場にあったということもあり、朝食ついでに、初雷門を拝もうと浅草へ。
雷門から宝蔵門までの通りを「仲見世通り」というらしいが、そこにずらっと店が並び、食べ歩きスポットになっているもよう。人形焼きから雷おこし、抹茶アイスが挟まれた最中などの甘く軽い菓子以外にも、メンチカツやとろろご飯などのがっつり系、グルメ以外では観光客向けの服屋や伝統工芸品っぽいものまで様々だ。
その数ある中で行った、<浅草きびだんご あづま>。雷門をくぐって、数分もしないうちにあるお店。
きびだんごと大きく書かれた団子型の看板に、赤白ののれん、昔のお茶屋の娘みたいな服を着た、笑顔の素敵な従業員さんたちが可愛らしい。
店の中ではきびだんごが目の前で作られ、実演販売がなされており、江戸時代に仲見世にあった門前のきびだんごを再現しているそう。さっそく冷やし抹茶と(1杯/110円)きびだんご(5本入り/330円)を共に注文すると、袋に入った出来立てのきびだんごが、お盆に乗せられてすぐにやってきた。
もちもちとした温かい小ぶりのきびだんごと、色濃く夏にはちょうどいい冷やし抹茶は相性も良く、どちらもまろやかな甘みが最高! 寄ってよかった〜
(あづまは、夏は冷やし抹茶、冬は甘酒を提供しているとのこと。食べ歩きだけは厳禁なのでそこだけご注意。)
朝食、おやつもそこそこに浅草をぶらついた後、まだ懲りぬか。と言われそうだが<品川アクアパーク>へ赴いた。たまたま看板を見かけただけだったのだが、必然的に旅の大半が水族館で占められることとなった。
予想外! 中はまるで遊園地。
薄暗い室内には電飾がらんらんときらめく船のゴンドラ、そしてメリーゴーランドがどーんと置かれていたのだ。少し不安になりながら、奥へ進むとやっと見えてきたのはお目当のクラゲたちのいる部屋だ。
ここの部屋は四方八方、鏡張り。
花火のような音と共にパッと点く照明が鏡に映り、部屋全体に光が散らばるのだ。その中央に置かれたクラゲたちは無心にゆらゆらと光の中で揺らめく。電飾の中で泳ぐクラゲもなかなか近未来感があって魅力的だった。
たっぷりと煌めく魚たちを堪能したあと、次はどこに行こうかと呑気に考えて外に出ると、不運にもゲリラ豪雨に見舞われた。
ほどなくして豪雨は過ぎ去ったが、時間もそこそこ削られてしまった上に、未だ天気も怪しいので渋々次でラストとなった。そこで旅のシメとして、友人が行きたがっていた東京タワーを選んだ。
雷の音が聞こえる中で、これ東京タワー行ったらまずいんじゃ…?と密かに思ったりしたがなんとか無事に到着。(ただものすごく近い場所で雷が落ちたと思う)
今や東京スカイツリーができてしまい、人々の記憶から少しシンボル感は薄れてしまっている気がするが、それでも自分の中では相変わらずこの赤が強く印象的だ。
また何年、何十年後かになってしまいそうだが、ここにもう一度は訪れるかもしれない。そのときには、一人旅が好きになっていたりするかも。心の歳だけはとりたくないなと思いながら、またここに来たいと思える、平成最後の良い夏休みになった。
すみだ水族館
東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
TEL:03-5619-1821(年中無休9:00~21:00)
浅草きびだんご あづま
東京都台東区浅草1-18-1
雷門をくぐって直進比較的すぐ、左手側
TEL:03-3843-0190(年中無休9:00~19:00)