PROJECT444 R[アール] 100年後の地球も大切だけど、今隣にいる人を
笑顔にさせるライフスタイルマガジン

R8号特集ページ

日本人の心をつかんで離さない!こだわりの納豆のすゝめ

モノ

R[アール]6号特集「ケンコー35」の中でご紹介したバラエティに富んだ納豆たち。
今回はそんなツワモノぞろいの中から、下仁田納豆さんの『そでふり納豆』をピックアップしてご紹介します!

おいしさの秘密がぎゅっと詰まった三角フォルム

〈下仁田納豆〉の納豆をご紹介するにあたって、まず特徴的なのがその形!
一般的な納豆のパッケージといえば四角形を思い浮かべますが、
こちらの納豆はきゅっと握りこまれたおにぎりのような、見事なまでに美しい正三角形。
どことなく上品で、しかも可愛らしい佇まいです。
おそらくこのまま食卓に出されたとしても、すぐには納豆だと気付かれないのではないでしょうか。

さらに注目していただきたいのがその包材。
外袋を開くと、ぴしりと三角形に折り合わされた木目調の包みが姿を現します。
これは経木(きょうぎ)といって、繊維が強い木材を紙のように薄く削ったもので
日本で古くから使用されてきた伝統的な包材です。
通気性や保湿性、抗菌性に優れており、デリケートな納豆にはぴったりです。

下仁田納豆が使用している経木は、群馬県産の赤松を薄く削ったもので、なんでも松の脂が持つ抗菌作用が安全性を一層向上させるだけでなく、
経木に含まれている天然のうまみ成分が豆に移り、下仁田納豆の特長ともいえる独特な香りを生み出しているのだとか。

そんな経木の上にダイレクトに鎮座する納豆からは、どっしりと構える力強さすら感じます。
これをそぎ落とすようにして器に移す瞬間も、なかなか乙なのではないでしょうか。
混ぜる前からむっちりと糸を引くその“仕上がってる感”ににんまりしながら、いざ実食です。

むっちりしっかり!『そでふり納豆』の魅力

今回いただいたのは、R[アール]6号本誌でもピックアップした『そでふり納豆』です。
まずとにかく一粒一粒が大きい!

※写真右下がそでふり納豆
R[アール]6号でご紹介したほかの納豆と比べても、その大きさは一目瞭然です。
(左一番上の『丹波黒豆納豆』は黒豆なので今回は比較対象外とします)
〈下仁田納豆〉には大豆の大きさで小粒、中粒、大粒の区別がありますが、こちらは納得の大粒。普段食べている小粒のものとは食べ応えが違います。

味に関して特徴的だったのはその甘みです。
「納豆の甘み?たれの味じゃなくて?」と思われる方もいるかもしれませんが、それこそ小豆に感じられるような上品な素材の甘みが広がります。
私の中にあった「大きい=大味」という安易なイメージは、その繊細かつ深い味わいを前にして完ぺきに打ち崩されました。
『そでふり納豆』、むっちりとした大粒の中にしっかりと大豆の味わいを留めた、素材へのこだわりを感じさせる一品でした。

ちなみに個人的おすすめの食べ方は、王道ではありますが白飯にとろっと混ぜ掛けた納豆ご飯スタイル。
欲を言えば、ぜひふくよかな甘みのあるお米と合わせてみてください。
納豆と白米、それぞれの素材の甘みが引き立てあうシンプルな美味しさが、心と胃袋にじんわり沁みわたりますよ。

〈下仁田納豆〉の各商品は、こちらのWebサイトからお取り寄せも可能です!
https://shimonitanatto.co.jp/

慣れ親しんだ存在だからこそ、自分好みの味を見つける楽しさがある

今回の特集を通して改めて感じたのは、納豆にも個性があるということ。
つくっている土地の環境や風土はもとより、大豆の種類やつくり手のこだわり一つとってもその特徴は様々です。
昔から当たり前のように食卓にあったその身近さゆえに、納豆の個性というものを意識したことがなかった人も多いのではないでしょうか。

今度納豆を購入するときには、ちょっとだけその産地やオリジナリティにも注目して、
新しい納豆との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

有限会社下仁田納豆

群馬県甘楽郡下仁田町下小坂49
https://shimonitanatto.co.jp/

Saaya

この記事を書いた人

ずんだ

かっこいいものとおいしいものを広く浅く愛でる雑食ライター。特技はのび〇レベルのスピード入眠。

R's Instagram

top