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R7号特集ページ

明治屋醤油ではじめて醤油しぼってみた

コト, 場所

R7号の特集・伝統なうの「100年なう」で取り上げた
浜松の老舗醤油醸造所・明治屋醤油。
今回は自家製のもろみをしぼって醤油を精製する
醤油づくりを体験させてもらいました!

先日発行されたR7号で、浜松で100年以上続く老舗としてご紹介させていただいた〈明治屋醤油〉。

取材当日、六代目・野末将平さんのご厚意で「醤油しぼり体験」を特別開催していただきましたので、今回はその模様をお伝えいたします!

お味噌かな?と思うくらいに濃厚なもろみ

まずはじめにどどんと出てきましたこちらが、明治屋醤油特製のもろみです。

静岡県内に現存しているお醤油屋さんのなかでも、自分たちでもろみづくりを行っている“醸造所”は片手で数えられるほどしかありません。

「でもまあ、自分たちにとっては昔からずっとおんなじことをしてるだけなんですよ」と野末さん。

もろみを自家製しているだけでなく、明治屋醤油では機械による温度管理を行わない“天然醸造”という伝統的な製法を、創業当時から続けています。この製法はオートメーション化が進んでいる大手メーカーの醤油と違い、完成するまでに1年半~3年という長い熟成期間が必要です。

それだけの手間ひまをかけてつくられる明治屋醤油のお醤油、おいしくないはずがありません。

昔ながらのしっかりとしたコクとうまみがある明治屋醤油の味は、今も地域の飲食店や市民の方に愛されています。

 

ちょっといい感じにまとまったところで、話を醤油しぼり体験に戻します。

すくうたびに醤油をぎゅっと濃縮したような香ばしいかおりが

先ほどのもろみを、ふきんをしいた枡の中に移していきます。

だいたいおたま3杯分を入れてならしたら、ぱたぱたとふきんを畳みます。このもろみinふきんを枡の中に3セット積み重ねたら準備は完了です。

明治屋醤油オリジナルの醤油しぼりマシーン(小)が登場!

先ほどの枡を醤油しぼりマシーンにセットします。

さらっと登場しましたがこちらの粋なルックスのマシーン、なんと六代目考案のオリジナルアイテムです。

手前の持ち手をぐいっと下へ押し込むと、もろみがしぼられ醤油が抽出されます。てこの原理で力が加わりやすくなっているので、小さいお子様でもばっちりです。

コツは、ゆっくり時間を掛けてぐぐ~~っと押し込むことだそうです。一気に力をかけて抽出してしまうと、雑味が多くなったり色が濃くなったりするのだとか。

居合わせたR編集部スタッフで全員で、これでもかというほどしぼり込みました。いよいよ醤油のお目見えです!

ここでついに枡の横に飛び出していたこの部分にふれることができます。そう、ここが注ぎ口になっているんです。きゅっと栓をひねって外したら、マシーンごとゆっくりと傾けます。

枡の横にぴょこっと飛び出ていたこいつがキーマンでした

写真からは伝わりづらいかもしれませんが、とくとくと醤油が注がれています。普段食卓で目にしている醤油よりも澄んだ茶色です。

何よりしぼりたての良いかおりがたまりません。瞬時にほくほくの白米と玉子が脳裏に浮かびました。

枡に一杯のもろみからこれくらいの醤油ができる

これが…

こうなります。

小さなボトルに詰めてもらえば、「R編集部オリジナル醤油(製造元:明治屋醤油)」の完成!冷蔵庫での保管に適したミニサイズなのもGoodです。

しぼりたてということもあってなのか、すっきりとしたしょっぱさがありました。個人的には今まで醤油に感じたことのないような、深いうまみが印象的でした。やっぱりTKGが欲しい………

気になるお味は実際に行ってみてのお楽しみ!

などとのたまっておりましたら、すっと差し出されたのが白くてなめらかな…お豆腐だァ~~~~~~

最後に待っていたのは、明治屋醤油のお醤油3種類食べ比べ体験でした。

シンプルなお豆腐が醤油の味を引き立ててくれるので、お世辞にもあまり上等な舌を持っているとは言えない筆者でも、はっきりとその味の違いを感じることができました。

「これはこの料理に合いそう!」「これでお刺身食べたいな~」といった具合で、あれもこれもとおいしい妄想に花が咲きます。

「料理によって醤油を使い分けてほしい」とおっしゃっていた野末さんの言葉の意味が、それぞれの良さをこうして実感したことでよくわかりました。濃口、薄口、たまり、再仕込み…一口に醤油と言っても、その味わいには個性があります。

料理の腕に自信が無くても、家に何種類かのおいしい醤油をそろえて使い分けることで、味の底上げが可能ということを確信しましたので、以後積極的に実践していきたいと思います!

古い木樽の底を再利用した素敵すぎるテーブルでいただきました

〈明治屋醤油〉では今回ご紹介した「醤油しぼり体験」のほかに「工場見学」も開催しています。実は有形文化財に指定されている明治屋醤油の醸造所。その歴史情緒あふれる建物を余すところなく見学できます!

日本人にとって欠かせない“ソウル調味料”といっても過言ではない醤油。ある時は日頃の感謝を込めて、またある時はつくり手の想いを感じながら、自分の手で完成させてみるなんていうのもアリじゃないでしょうか。

浜北にある身近な伝統に、ぜひ会いに行ってみてください。

 

(補足)

明治屋醤油のおいしいお醤油、R7号で読者プレゼントも行っています。ぜひぜひこちらも奮ってご応募ください~!

プレゼント応募はこちら!

※応募締め切りは2018年10月20日です

明治屋醤油

静岡県浜松市浜北区小松2276

TEL:053-586-2053

営業時間:平日 10:00~18:00 土曜 10 :00~16:30
定休日:日曜・祝日

http://meijiyashouyu.com/

Saaya

この記事を書いた人

ずんだ

かっこいいものとおいしいものを広く浅く愛でる雑食ライター。特技はのび〇レベルのスピード入眠。

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