インドアデザイナーのものづくりコーナー<マフラー編んでみた編>
コト, モノ
ものづくりコーナー第2弾、今回は編み物初心者の私がマフラー作りに挑戦です。秋を通り越してすっかり寒くなってきましたが、今から編み始めても十分間に合う&編み物初心者の方でも、しっかりふんわり簡単に手作りできちゃう情報をご紹介していきます。
首まわりが、寒い
お昼間はまだまだ暖かいですが、朝と夜はすっかり寒くなってきました。
特に夜、仕事帰りは首まわりを通り抜ける風が冷たくて、家に着く頃には身体が冷え切ってしまいます。
休日も家にこもりがちな季節ですが、何もせずにこもっているのも勿体無い。
「何か、今の季節に楽しめるものはないだろうか」
そんな時に某100円ショップで見つけたのがこちら。
これは…!(驚)
手順通りに作るだけでマフラーができてしまうという、昔でいう「リリアン」ならぬ、「マフラーキット」が売っていました。
生まれてこのかた編み物をしたことのない私ですが、自分でマフラーを編むことに少し夢を抱いてました。
これなら裁縫下手な私でも作れそうです。
「挑戦するなら、これから寒くなるこの季節しかない…!」
ということで買ってきてしまいました。
編み物初心者、マフラー作りに挑戦
家に帰って早速中身を取り出していきます。
中に入っていたのは、編み込むための道具と長針。よく見ると、全ての掛け棒の下に数字が書かれていました。
この24本ある掛け棒に、順番に毛糸を編み込んでマフラーを作っていくようです。
あと、糸を切るためのハサミは自分で用意して、計3つの道具を準備します。
ついでに毛糸も一緒に購入。通常だとレディース用で大体6玉くらいが平均だそうですが(100円ショップの毛糸の場合)、今回は長めのマフラーを作りたかったので少し多めに8玉買ってきました。
100円ショップなので、店頭にあるのは工作用のアクリル毛糸がほとんどかと思いきや、アクリル素材の他にもゴム素材やグラデーション素材、様々な種類の毛糸が太めから細めのものまでしっかり揃っていました。
今の100円ショップって進化してるんですね…
たくさんある中で迷いましたが、ふわふわの手触りに惹かれて、今回は太めのベロア素材の毛糸を購入しました。
暖かそうなワインカラーです。写真だと若干ひき肉に見えますが…
カバーを外すと、圧倒的ひき肉感…
パッケージの裏に説明が書いてあるので、手順通りにゆっくり編み込んでいきます。
特に難しい説明はなくて、掛け棒に順番に編み込みながら、長針で指定の糸を外す、という工程を繰り返していきます。
ただ、最初のうちはしっかり作りたい気持ちが相まってかなりきつく編み込んでしまいがちですが、そうすると後々、掛け棒がしなって非常に編みづらくなりますので、軽く糸を掛けていくくらいをオススメします。
編み込んだ糸は真ん中の隙間から出てくる仕組みになっていて、少しずつ長くなってくるのを楽しみにしながら作ることができます。
こんな感じでスイスイ編むこと30分ちょっと。
なんと、こんな短時間で1玉分の編み込みが終わりました。
早い…!最初のうちは探り探りでしたので、若干毛糸がほつれ気味ですが、しっかり編めてます!
思っていたよりも幅が細めですが、出来上がった部分はちゃんとしていて手触りも気持ちのいい仕上がりです。
毛糸の密度もみっちりしていて、これなら寒空の下に外出しても凍える心配はなさそうです。
完成するのを楽しみにしながら、残りは休日や仕事終わりの空いた時間などで少しずつ作っていきます。
大体1週間くらいが経った頃に8玉目の毛糸が編み終わり、思っていた以上に早く完成させることができました。
ふわふわ…!
すごいふわふわです!
触った感じはかなりふわふわです。
長さは思っていたよりもはるかに長く、170センチ越えくらいになってしまいましたが、長い分なら何も問題なしです。
実際に首に巻いてみるとこんな感じ。
長い分首回りに巻く量が増えて、まさに想像していた通りのマフラー。かなり暖かいです。
光沢が出ていて、赤が鮮やかですので普段の服装のアクセントとしても使えそうです。
でも、まだ外で使うには暖かすぎるので、しばらくはおうちで待機してもらうことにしました。
もう少し寒くなった時に活躍してくれるのが楽しみです。
首まわりが、あったかい
低コスパ&短時間ですが、簡単なのでかなり楽しんで作ることができました。
小さなお子様がいるご家庭など、一緒に作ることもできるのでとても活躍しそうです。
ご紹介した「マフラーキット」の他にも「ニット帽キット」や「靴下キット」なども販売されていたので、今回の私のように「ちょっと編み物してみたいな」という方はぜひ試してみてください。