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山口県でドライブ旅<本州の端っこ>

場所

長期休みを利用して山口県へ遊びに行きました。グルメ、旅スポットなどたくさん巡りましたが、今回はその一部を各地域ごとにお伝えしていきます!

みなさん、山口県はどの辺にあるか分かりますか?

簡単に言うと「本州の一番南端」にあります。

かなり遠いイメージがありますが、新幹線でスイ〜っと行けちゃいます。かかる時間は3~4時間ほど。今回はそんな山口県でドライブをした場所を2つ紹介していきたいと思います。

 

早速車に乗り込み、第1の目的地へ向かいます。

工場や郊外から外れ自然いっぱいの道を車で走って行きますが、なんとまあ外に見える山がとてもキレイです。浜松で見る景色よりも鮮やかな緑が圧倒的に多い…

走っているうちにこんな道に入ることもしばしば…

なぜここにやって来たか…それは、山口県で有名な郷土料理「瓦そば」を食すためです。

熱した瓦の上に茶そば、錦糸玉子やお肉が乗った食べ物のことをいうらしいのですが、地元に住む人曰くとても美味しいとのこと。

実はその瓦そば発祥のお店があると聞いて、下関市の川棚という地域にやって来ました。かなりの人気店らしいのですが、私たちは無謀にもピッタリお昼時に到着しました。

こちらがその発祥のお店「瓦そば たかせ」です。案の定激混みです。

人気店からか、近い距離に何店舗も構えていますがどこも満席!

そしてお店の前にはこんな大きな看板が。

要は「本物はウチだけよ」ということがものすごく丁寧に書かれています。さすが元祖の貫禄…

街なかで瓦そばを売っているお店をいくつか見ましたが、元はこのお店のオリジナルなんですね。ちなみに今回来たのは東本館ですが、本館のお店では過去にあの有名ドラマ「逃げ恥」の撮影が行われたらしいです。

まだまだ待ち時間が長そうだったので、近くにあった和菓子屋さんを見てみることにしました。

なんとこちらもなかなかの老舗。「三春堂」と書いてありますが、のれんのくたびれ感がいい味出してます。

ドッサリ…

せっかくなので、お店のオススメ「川棚饅頭」を購入しました。一個55円ほどで売られていてとてもリーズナブル…

よく見るお饅頭とは少し違い、見た目は小さな大判焼き。生地はすごくモチモチです。中には甘さ控えめの白餡がみっちり。緑茶と合います。

そんなこんなでお饅頭を食べていると、ちょうどお店の順番が回って来ました。

店内で瓦そばを注文し、ついにご対面!

おぉ…!!

本当に瓦に蕎麦が乗ってる…

写真の蕎麦は2人前で、一つの瓦からつついて食べる方式みたいです。上に乗ったレモンと紅葉おろしは備え付けの特製めんつゆに溶いて、蕎麦やお肉を浸して食べます。

そして、さすがは「瓦」。湾曲した形なので気をつけないと蕎麦&具たちがこぼれます。現地の人は慣れたようにスイスイ食べていきますが、いかんせん私は瓦そば初心者。瓦から蕎麦を落とさないよう、慎重に一口。

うーん、レモンのさっぱり感とめんつゆの相性が抜群な上に、紅葉おろしのピリ辛風味が茶そばと絡んでとても美味しいです。さらに美味しいのが、瓦でパリパリに焼けた蕎麦……食べ終わるまで熱々の蕎麦を楽しむことができました。

 

お蕎麦を満喫したところで、早速第2の目的地を目指します。

 

猫好きに愛されるお寺「雲林寺」

またまた山道を進むこと数時間。

今度は、山あいの集落にポツンと佇む「雲林寺」というお寺にやって来ました。

実はこのお寺「猫寺」と呼ばれるということで有名なんです。

なぜ猫寺と呼ばれるのかというと、「猫町(ねこのちょう)伝説」という古い言い伝えが残っているからです。

昔、飼い主の死を悲しんだ猫が自害し、お寺の僧侶が供養した…というとても切ない言い伝えなのですが、実際にお寺の前までやって来ると、可愛らしい木彫りの猫たちがお迎えしてくれます。(※「猫の町」について詳しくはこちら→萩市観光協会サイト

こちらが入り口。これらは全て、現在の住職さんが配置したものです。

友人に作ってもらった木彫りもあれば、ここに置いてほしい、と譲り受けた猫の置物などもあるらしいです。実際にお寺の中も自由に入ることができ、そこにも木彫りの猫がいっぱい。

さらには、お土産グッズや撮影スポット、部屋を進むとお茶もいただける休憩室まで。

おもてなしムード満載な上に、あちこちに張り巡らされた案内の張り紙に、住職さんの人柄が全面に押し出されています。

こんな遊び心あふれた看板もあります。

せっかくなので、お寺で買った絵馬(猫ver.)に顔を描いてみることにしました。

こちらはお一人400円で購入できます。お寺の隅っこスペースでカキカキ…

控えめな顔に仕上がりました。(ご奉納もバッチリです。)

描いた絵馬は実際にお寺で飾ってくれるみたいで、今まで描かれてきたものは入口の天井にびっしりと納められています。

そしてなんと、ここには本物の猫ちゃんもいます。外に出ると1匹の子が気持ち良さそうに日に当たっていました。

どうやら数匹がこの辺りで生活してるらしいのですが、この日はかなり暖かかったので皆んなお散歩に行っちゃったみたいです。

お顔を撮りたかったのですが、タイミング悪く背中しか撮れず…

チラッ…

かなり自然にあふれた場所ですが、遠方から来る人もかなり多いようです。

住職さんの遊び心にほっこりして過ごすことができました。

 

ドライブには最適すぎる山口県

この他にも工場夜景が有名な「周南コンビナート」や、とれたての魚を食べられる「唐戸市場」など、たくさんの場所をドライブしてきました。とにかくどこも景色が良いです。

東京や大阪など、都会のお店を散策するのも楽しいですが、たまにはちょっと違うところ行ってみようかな?なんて人は山口県を旅してみると楽しいかもですよ!

元祖瓦そば たかせ 東本館

〒759-6301

山口県下関市豊浦町大字川棚5437

営業時間:11時〜20時 定休日:月・火・水

https://www.kawarasoba.jp/e_honkan.php

雲林時

〒758-0304

山口県萩市吉部上2489

拝観時間:9時〜17時

不定休

ina

この記事を書いた人

よってぃ

唐揚げとお布団が大好きなインドア系の新人。特技はうさぎのブラッシング。

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